外壁の素材について

外壁の素材にはさまざまな種類があり、それぞれ特徴やメリット・デメリットがあります。以下に代表的な外壁素材を紹介します。

1. サイディング(窯業系・金属系・木質系・樹脂系)

① 窯業(ようぎょう)系サイディング(最も普及している外壁材)

特徴

  • セメントと繊維質を混ぜて成形したパネル状の外壁材
  • デザインが豊富で、レンガ風や石材風なども選べる

メリット
✅ 価格が比較的安い
✅ 耐火性が高い(防火地域でも使用可能)
✅ デザインやカラーバリエーションが豊富

デメリット
❌ 防水性がないため、塗装メンテナンスが必須
❌ シーリング(目地部分)が劣化しやすく、定期的な補修が必要

耐用年数30~40年(塗装メンテナンスが必要)


② 金属系サイディング(軽量で耐久性が高い)

特徴

  • ガルバリウム鋼板やアルミニウムで作られたパネル状の外壁材
  • 断熱材が裏側に一体化していることが多い

メリット
✅ 軽量で建物への負担が少ない
✅ 断熱性が高く、寒冷地に適している
✅ 防水性が高く、シーリングの劣化が少ない

デメリット
❌ キズがつくとサビが発生する可能性がある
❌ 塗装が色あせると劣化が目立ちやすい

耐用年数30~50年(定期的な塗装が必要)


③ 木質系サイディング(自然素材の高級感)

特徴

  • 天然木を使用した外壁材
  • 木の温かみのあるデザインが魅力

メリット
✅ 自然素材ならではの風合いが楽しめる
✅ 断熱性が高い

デメリット
❌ 防火性が低く、火災に弱い
❌ 防水性が低く、こまめな塗装メンテナンスが必要
❌ シロアリ被害のリスクがある

耐用年数20~30年(防腐処理や塗装メンテナンスが必要)


④ 樹脂系サイディング(メンテナンスが楽)

特徴

  • 塩化ビニルを主成分とした外壁材
  • 北米では一般的な外壁材だが、日本ではまだ普及率が低い

メリット
✅ 軽量で耐久性が高い
✅ 変色が少なく、塗装メンテナンスがほぼ不要
✅ シーリング目地が不要でメンテナンスコストが低い

デメリット
❌ デザインや色の選択肢が少ない
❌ 価格がやや高め

耐用年数30~50年(メンテナンスがほぼ不要)


2. モルタル外壁(塗り壁)

特徴

  • セメント・砂・水を混ぜた素材で、左官職人が手作業で塗る外壁
  • 和風・洋風どちらのデザインにも対応可能

メリット
✅ 継ぎ目(目地)がないため、美しい仕上がり
✅ デザインの自由度が高い(コテ仕上げや吹き付け塗装が可能)

デメリット
❌ ひび割れ(クラック)が発生しやすい
❌ 防水性がないため、定期的な塗装メンテナンスが必要

耐用年数40~50年(塗装メンテナンス必須)


3. タイル外壁(高級感と耐久性)

特徴

  • 粘土を高温で焼き固めたタイルを外壁に貼る仕上げ方法
  • 高級住宅や商業ビルなどで多く採用される

メリット
✅ 耐久性が非常に高く、メンテナンスがほぼ不要
✅ 色あせしにくく、長期間美観を維持できる
✅ 防火性・防水性が高い

デメリット
❌ 施工費が高い
❌ タイルの剥がれや割れが発生すると修理費が高額になる

耐用年数50年以上(目地部分の補修は必要)


4. ALC(軽量気泡コンクリート)

特徴

  • コンクリートの中に細かい気泡を含んだ外壁材
  • 高層マンションやビル、工場などで使用されることが多い

メリット
✅ 耐火性・断熱性・防音性に優れている
✅ 軽量でありながら強度が高い

デメリット
❌ 防水性がなく、塗装メンテナンスが必要
❌ ひび割れしやすい

耐用年数50年以上(定期的な塗装が必要)


5. コンクリート外壁(RC造)

特徴

  • 鉄筋コンクリート(RC造)の建物の外壁
  • 打ち放し仕上げやタイル貼りなど、さまざまな施工方法がある

メリット
✅ 強度が高く、耐震性に優れる
✅ 防火性が非常に高い

デメリット
❌ コンクリート自体の防水性がないため、塗装や防水処理が必要
❌ ひび割れが発生しやすい

耐用年数50年以上(定期的な防水処理が必要)


まとめ:どの外壁素材を選ぶべき?

🏠 コスパ重視なら窯業系サイディング(メンテナンスが必要)
💪 耐久性重視ならタイル・金属系サイディング・ALC(メンテナンス回数が少ない)
🌿 自然素材の風合いが好きなら木質系サイディング・モルタル(メンテナンスが必要)
🏗️ 高級感と耐火性ならタイル・RC(コンクリート)外壁(初期費用は高め)

それぞれの素材にメリット・デメリットがあるため、建物の用途やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です!

お問合せはこちらから!

メモ: * は入力必須項目です

坂本塗装株式会社 名古屋営業所

〒492-8213

愛知県稲沢市高御堂2丁目25‐22

電話:0587₋70‐2030 FAX:0587₋70‐2031

↓LINEで簡単相談!

友だち追加

直接の来社はこちら!