上塗りの大切さについて

塗装工事における上塗りの重要性

上塗り(仕上げ塗装)は、塗装の最終工程であり、塗装の仕上がり・耐久性・保護機能を決定する重要な工程です。
適切な上塗りを行わないと、塗膜の剥がれ・色ムラ・防水性の低下・耐久性の低下などの問題が発生する可能性があります。

1. 上塗りの役割と重要性

① 塗装の美観を決める

  • 上塗りは、塗装の仕上がりの色や光沢を決定する工程。
  • ムラなく均一に塗ることで、見た目が美しくなる。
  • 特に外壁や屋根などの広い面積では、上塗りの質が全体の印象を左右する。

均一で美しい仕上がりのために、丁寧な上塗りが重要!


② 塗膜の耐久性を向上

  • 上塗り塗料は、外部環境(紫外線・雨・風・汚れ)から塗膜を保護する役割を持つ。
  • 適切な上塗りを行うことで、塗装の寿命が大幅に延びる。
  • 逆に、上塗りを省略すると、塗膜が早期に劣化し、塗装の耐久年数が短くなる。

上塗りを正しく行うことで、10~20年の耐久性を確保!


③ 防水性・防汚性を向上

  • 上塗り塗膜には、水を弾く機能(防水性)があり、建物内部への雨水の浸入を防ぐ。
  • 汚れに強い塗料(フッ素・シリコンなど)を使用すれば、外壁の汚れが付きにくくなる。
  • 塗装面の防水性が低いと、雨水が建材に浸透し、カビ・コケ・劣化の原因になる。

防水性能・防汚性能を向上させ、建物を守る役割を果たす!


④ 紫外線(UV)・熱・風雨からの保護

  • 上塗り塗料は、紫外線や気温変化から塗膜を守る役割を持つ。
  • 特に屋根や外壁は、日光による熱劣化が激しいため、上塗りの質が耐久性を左右する。
  • 遮熱塗料や断熱塗料を使用すると、室内の温度上昇を抑える効果も期待できる。

紫外線・雨・温度変化から建物を守り、塗膜を長持ちさせる!


⑤ 塗装の密着性を強化

  • 下塗り・中塗りとの相性が重要で、上塗りを適切に行うことで、塗膜の一体感が生まれる。
  • 塗料の性能を最大限発揮するためには、上塗りの厚みや塗布回数を守ることが重要。

塗膜を強固にし、剥がれにくい塗装を実現!


2. 上塗りを省略・手抜きした場合のトラブル

トラブル内容 原因
塗膜の剥がれ 上塗りが薄すぎる、または適切な乾燥時間を守っていない
色ムラ・ツヤムラ 上塗り塗料の塗布量が均一でない
防水性の低下 上塗りが不十分で、水が塗膜の隙間から侵入
紫外線による劣化 上塗り塗膜が薄いと、紫外線の影響で劣化が早まる
汚れが付きやすい 上塗り塗料が適切でない、または防汚機能が低下

手抜き工事で「上塗りなし・1回塗り」は絶対NG!


3. 上塗りに適した塗料の選び方

① 上塗り塗料の種類

塗料の種類 特徴 耐久年数 適用部位
アクリル塗料 安価だが耐久性が低い 3~5年 屋内・仮設建築
ウレタン塗料 柔軟性があり、密着性が高い 7~10年 木部・鉄部・屋根
シリコン塗料 コスパが良く、耐久性が高い 10~15年 外壁・屋根
フッ素塗料 超耐久性でメンテナンス回数を減らせる 15~20年 屋根・高層ビル
無機塗料 最高の耐久性・防汚性を持つ 20~25年 外壁・屋根
遮熱・断熱塗料 熱を反射し、室温上昇を抑える 10~20年 屋根・外壁

コストと耐久性を考えて、最適な上塗り塗料を選ぶことが重要!


4. 上塗りの施工手順

① 下塗り・中塗りの乾燥を確認

  • 完全に乾燥するまで次の工程に進まない(目安:4~24時間)。
  • 乾燥が不十分だと、塗膜が浮いたり、剥がれやすくなる。

乾燥時間を守ることで、塗膜の密着性が向上!


② 上塗りの塗布

  • ローラー・刷毛・スプレーを使用して均一に塗布する。
  • 2回塗りを基本とし、ムラを防ぐために塗布方向を変える(1回目は横、2回目は縦)。
  • 規定の厚み(膜厚)を守り、適切な塗布量を確保する。

「1回塗り」で済ませると、耐久性が大幅に低下する!


③ 仕上げ確認

  • 塗膜が均一になっているかチェック。
  • 光の反射を利用して、ムラやダレがないか確認する。

仕上がりをしっかりチェックし、不具合があれば修正!


5. まとめ

上塗りは塗装の仕上がり・耐久性・防水性を決める重要な工程!
防水性・防汚性・紫外線保護のため、適切な上塗りが必須!
「1回塗り」や「薄塗り」はNG!2回塗りを基本にする!
適切な上塗り塗料を選び、長持ちする塗装を実現!

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