シート防水について

シート防水とは?

シート防水は、塩化ビニル(塩ビ)や合成ゴム製の防水シートを建物の屋上やベランダに敷設し、防水層を形成する工法です。
高い耐久性と耐候性を持ち、施工が速く、大面積の屋根や屋上に最適な防水工法として広く採用されています。

1. シート防水の特徴

特徴 説明
耐久性が高い(15~20年) ウレタン防水やFRP防水よりも長持ちし、メンテナンス頻度が少ない。
施工が速い(工期短縮) シートを貼るだけのため、液状塗料を使用する防水より短期間で施工可能。
防水層の均一性 工場で製造されたシートを使用するため、ムラがなく均一な防水性能を発揮。
紫外線・酸性雨・寒冷地に強い 耐候性が高く、屋外環境でも長期間劣化しにくい。
歩行可能な屋上やベランダに対応 表面が滑らかで摩耗に強く、歩行用途にも適している。

2. シート防水の種類

① 塩ビシート防水(塩化ビニル樹脂系)

  • 特徴
    • 耐久性・耐候性が高く、紫外線や薬品にも強い
    • 防水シートの中では最も人気が高い。
  • 適用場所
    • 屋上・大規模施設(工場・倉庫)
    • 学校・ビルの屋上

② ゴムシート防水(合成ゴム系)

  • 特徴
    • 弾力性が高く、建物の動きに追従しやすい
    • 価格が安いが、耐久性は塩ビシートに劣る。
  • 適用場所
    • 住宅の屋上・ベランダ

3. シート防水の施工方法

① 機械固定工法

  • 工法
    • シートを専用のディスク金具で固定し、その上からシートを被せる。
  • メリット
    • 施工が速く、大面積でも対応可能。
    • 既存の防水層を撤去せずに施工できる。
  • 適用場所
    • 大規模な屋上(ビル・倉庫・工場)
    • 断熱材を使用する場合(ディスク金具で固定)

② 接着工法

  • 工法
    • 防水シートを接着剤で下地に直接貼り付ける。
  • メリット
    • 仕上がりが美しく、外観を重視する建物に適している。
    • 軽量で建物の負担が少ない。
  • 適用場所
    • 住宅・マンションの屋上
    • 雨漏り補修(既存防水層の上から施工可能)

4. シート防水のメリット・デメリット

メリット

耐久性が高く、15~20年の寿命
施工が速く、短期間で完了
防水層の厚みが均一で、ムラがない
防水効果が高く、メンテナンスが少ない
広い面積に向いており、大型建築にも最適

デメリット

下地の凹凸に弱く、平らな場所でないと施工しにくい
部分補修が難しく、シートの一部が損傷すると交換が必要
突風などでシートが剥がれるリスクがある(特に機械固定工法)
施工費用がやや高め(ウレタン防水より高コスト)


5. シート防水 vs. 他の防水工法の比較

工法 耐久性 施工性 コスト 特徴
シート防水(塩ビ) 15~20年 施工が速い 耐候性・耐摩耗性が高い
シート防水(ゴム) 10~15年 施工が速い 弾力性があり、動きに強い
ウレタン防水 10~12年 施工しやすい 継ぎ目がなく、補修しやすい
FRP防水 12~15年 施工後すぐ硬化 摩耗・衝撃に強く、バルコニー向き
アスファルト防水 20~30年 施工が大変 屋上や大規模施設向き

6. シート防水のメンテナンス方法

  • 定期的に表面を清掃し、汚れや落ち葉を除去
  • 接合部(ジョイント部分)をチェックし、隙間がないか確認
  • 10~15年経過後、トップコートを塗布することで防水層の寿命を延ばす
  • 20年以上経過したら、シートの貼り替えを検討

7. シート防水の適用場所

ビル・マンション・工場の屋上
広いベランダ・バルコニー
駐車場や機械室(防水層の強度が必要な場所)
大型倉庫・ショッピングモールなどの商業施設


8. まとめ

シート防水は、耐久性・耐候性が高く、大面積の防水に最適!
施工が速く、短期間で高品質な防水層を作れる!
定期的な点検とトップコートの塗布で、長持ちさせることが可能!

💡 「屋上やベランダの防水を検討しているけど、どの工法がいい?」
💡 具体的な施工場所を教えてもらえれば、最適な防水方法を提案できますよ!😊

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