シーリング工事について

シーリング工事とは?

シーリング工事(コーキング工事)とは、外壁や窓枠、屋根などの隙間を埋め、防水・気密性を高める工事のことです。
建物の動きや経年劣化によって発生するひび割れや隙間からの雨水の侵入を防ぎ、建物の寿命を延ばす役割を果たします。

1. シーリング工事の役割

役割 説明
防水性の向上 窓枠や外壁の隙間を埋めることで、雨水の侵入を防ぐ。
気密性の向上 風や空気の漏れを防ぎ、断熱性を向上。
建物のひび割れ対策 建物の動きに追従し、ひび割れを防止。
外壁の劣化防止 外壁材の劣化や浮きを抑え、耐久性を向上。

2. シーリング工事が必要な箇所

部位 役割
外壁の目地(サイディング・ALC) 外壁パネル同士の隙間を埋め、雨水の浸入を防ぐ。
窓枠・サッシ周り 雨漏り・隙間風を防ぎ、気密性を向上。
屋根(板金ジョイント・棟板金) 風や雨の影響で屋根材が浮くのを防止。
ベランダ・バルコニーの防水工事 防水層と壁の間の隙間を埋め、浸水を防ぐ。
浴室・キッチン・洗面所 水回りの防水対策として、水漏れを防ぐ。

3. シーリング材の種類と特徴

シーリング材 特徴 耐久性 用途
変成シリコン 耐候性が高く、塗装可能 約10~15年 外壁・サッシ・屋根
シリコン 防水性が高いが、塗装不可 約10年 浴室・キッチン・洗面所
ウレタン 弾力性があり、塗装可能だが紫外線に弱い 約5~7年 内部・コンクリート目地
ポリウレタン 柔軟性があり、目地の動きに追従 約5~7年 コンクリート・床の目地
アクリル 価格が安く、塗装可能だが耐久性が低い 約3~5年 屋内の目地

外壁や屋根には「変成シリコン」が最適!
水回りには「シリコン」!


4. シーリング工事の施工方法

① 既存シーリングの撤去

  • 劣化したシーリング材をカッターで剥がす。

② プライマー塗布(下塗り)

  • シーリング材の密着性を高めるため、プライマー(下塗り剤)を塗布

③ シーリング材の充填

  • シーリング材を専用ガンで隙間に充填し、ヘラで均一にならす。

④ 乾燥・仕上げ

  • 完全硬化まで24~48時間放置し、仕上げる。

5. シーリング工事の必要時期

以下の症状が出たら、シーリングの劣化サイン!

ひび割れ → シーリングの弾力がなくなり、割れている
剥がれ → 目地やサッシ周りのシーリングが剥がれている
硬化・痩せ → 触ると硬くなり、目地が痩せて隙間ができている
雨漏り → 外壁の目地から水が染み込んでいる

👉 シーリングの寿命は「約10年」!
定期的に点検し、目地の補修や打ち替えが必要です。


6. シーリング工事のメンテナンス方法

(1)増し打ち

  • 既存のシーリングの上から新しいシーリング材を重ねる方法。
  • メリット:コストが安く、施工が簡単。
  • デメリット古いシーリングが劣化していると、すぐに剥がれる

✅ 軽度のひび割れや劣化なら「増し打ち」が可能!


(2)打ち替え

  • 古いシーリング材を完全に撤去し、新しいものに交換する方法。
  • メリット:密着性が高く、長期間の耐久性を確保。
  • デメリット:増し打ちより費用が高い。

外壁目地やサッシ周りの劣化が進んでいる場合は、打ち替えが必要!


7. シーリング工事の費用相場

工事内容 費用相場(㎡)
増し打ち 800~1,500円
打ち替え 1,500~2,500円
窓枠・サッシ周り 5,000~15,000円(1箇所)

目地が多い建物ほど費用がかかるため、定期的なメンテナンスでコストを抑えることが重要!


8. シーリング工事のメリット・デメリット

メリット

雨漏り・ひび割れを防ぎ、建物の耐久性を向上
防水性・気密性を高め、断熱性能を向上
窓枠やサッシの隙間を埋め、隙間風を防ぐ
施工コストが比較的安く、短期間で完了

デメリット

劣化すると雨漏りの原因になるため、定期的な点検が必要
紫外線や温度変化で劣化しやすい
施工業者によって仕上がりに差が出る(技術が必要)


9. シーリング工事 vs. 他の防水工事の比較

工法 耐久性 費用 施工期間 適用範囲
シーリング工事 10~15年 安い 1~2日 目地・窓枠
ウレタン防水 10~12年 3~5日 屋上・ベランダ
FRP防水 12~15年 2~3日 ベランダ
シート防水 15~20年 3~7日 屋上・広範囲

シーリング工事は、「目地やサッシ周りの防水対策」として必須!


10. まとめ

シーリング工事は、雨漏り防止・気密性向上に重要なメンテナンス!
寿命は約10年!ひび割れ・剥がれが見られたら補修が必要!
劣化が軽度なら「増し打ち」、進行しているなら「打ち替え」!
建物の防水性能を維持するため、定期点検が重要!

💡 「シーリング工事が必要かわからない?」「どの工法がいい?」
💡 具体的な状況を教えてもらえれば、最適な補修方法を提案できますよ!😊

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