錆止め塗装の大切さ

塗装工事における錆止め塗装の重要性

錆(さび)は、金属が酸素・水分と化学反応を起こして劣化する現象です。金属部分を塗装する際に適切な錆止め処理を行わないと、塗膜の下で錆が進行し、構造物の強度低下・美観の悪化・塗装剥がれなどの問題が発生します。

そのため、錆止め塗装(防錆塗装)は、金属の寿命を延ばし、長期間にわたり美観と機能を維持するために不可欠な工程です。

1. 錆止め塗装の役割と重要性

① 金属の腐食(錆)の進行を防ぐ

  • 金属は湿気や酸素にさらされると錆びるため、錆止め塗装で表面を保護し、酸化を防ぐことが重要
  • 特に屋外の鉄部(フェンス・鉄骨・トタン屋根・鋼材など)は雨・湿気にさらされるため、錆が発生しやすい

錆止め塗装を行うことで、金属の寿命を大幅に延ばせる!


② 塗膜の密着性を向上させる

  • 錆止め塗料は、上塗り塗料と金属との接着性を向上させる役割もある
  • 適切な錆止め塗装を行わないと、上塗り塗膜が剥がれやすくなる

錆止め塗装をしっかり行うことで、塗膜の剥がれを防げる!


③ 錆の再発を防止

  • 錆が発生した状態のまま塗装すると、塗膜の下で錆が進行し、表面からは見えない内部で劣化が進む
  • 錆止め塗料には防錆成分が含まれており、錆の進行を抑制する効果がある

錆の進行を防ぎ、長期間の防錆効果を持続!


④ 金属の美観を維持

  • 錆びた金属は見た目が悪く、建物の印象を損ねる
  • 適切な錆止め処理を施すことで、美しい仕上がりを維持できる

錆止め塗装で、建物全体の美観を長く保つ!


2. 錆止め塗装を省略した場合のトラブル

トラブル内容 原因
塗膜の剥がれ 錆が進行し、塗膜の密着力が低下
錆の拡大 塗装の下で錆が広がり、内部が腐食
強度の低下 錆が進行すると金属がもろくなり、構造物の耐久性が低下
美観の悪化 錆が浮き出て、見た目が劣化

錆止め塗装を怠ると、1~2年で塗膜が剥がれ、金属が劣化する!


3. 錆止め塗料の種類と選び方

金属の種類や環境によって、適切な錆止め塗料を選ぶことが重要です。

錆止め塗料の種類 特徴 適用金属
油性(溶剤)系錆止め 耐久性が高く、強力な防錆効果 屋外の鉄部(フェンス・鉄骨・トタン屋根)
水性錆止め 環境に優しく、臭いが少ない 室内の金属部分(手すり・ドア・家具)
エポキシ系錆止め 密着性が高く、耐久性抜群 工場・倉庫・海沿いの金属構造物
亜鉛リッチプライマー 亜鉛成分で電気化学的に防錆 橋梁・船舶・工場設備
変性エポキシプライマー 金属以外の素材(アルミ・ステンレス)にも密着 ガルバリウム鋼板・ステンレス・アルミ

屋外の鉄部には「油性系」または「エポキシ系」が最適!
水性錆止めは環境に優しいが、耐久性はやや低め!


4. 錆止め塗装の施工手順

① 下地処理(ケレン作業)

  • ワイヤーブラシやサンドペーパーを使い、錆や古い塗膜を除去。
  • 完全に錆を落とせない場合は、「防錆プライマー」を塗布して錆の進行を止める。
  • 油分や汚れが付着している場合は、シンナーなどで拭き取り。

ケレン作業を怠ると、塗膜が剥がれる原因になる!


② 錆止め塗装(プライマー塗布)

  • 適切な錆止め塗料を選定し、ハケやローラー、スプレーで均一に塗布。
  • 塗りムラができないよう、しっかりと塗装する。
  • 乾燥時間を守り、完全に乾くまで次の工程に進まない。

錆止め塗料をしっかり乾燥させることで、上塗り塗料の密着性が向上!


③ 上塗り塗装

  • 錆止め塗装が完全に乾燥した後、上塗り塗料(仕上げ塗料)を塗布。
  • 仕上げ塗料には、ウレタン・シリコン・フッ素塗料などを使用。
  • 2回塗りで塗膜を厚くし、耐久性を向上させる。

錆止め+上塗り2回塗りで、耐久性が大幅に向上!


5. 錆止め塗装の耐久性とメンテナンス

耐久性 約10~15年(上塗り塗装を適切に施工)
メンテナンス 5~10年ごとに再塗装するとさらに長持ち
定期点検 錆の発生や塗膜の剥がれを定期的にチェック

適切なメンテナンスを行えば、金属部分の寿命を20年以上延ばせる!


6. まとめ

錆止め塗装は、金属の寿命を延ばし、塗膜の密着性を向上させる!
ケレン作業(下地処理)をしっかり行わないと、塗装の剥がれや錆の進行の原因になる!
適切な錆止め塗料を選び、環境や用途に応じた施工を行う!
上塗り塗装と組み合わせることで、長期間の防錆効果を発揮!

💡 「どの錆止め塗料を選べばいい?」「金属部分の劣化が心配!」
💡 具体的な状況を教えてもらえれば、最適なアドバイスをします

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