屋根の素材について

屋根の素材にはさまざまな種類があり、それぞれ特徴や耐久性、メンテナンスのしやすさが異なります。以下に代表的な屋根材を紹介します。

1. スレート屋根(コロニアル・カラーベスト)

特徴

  • 薄いセメント板を使用した軽量の屋根材
  • 現在の住宅で最も多く採用されている

メリット
軽量で耐震性が高い(家に負担をかけにくい)
価格が比較的安い(コストパフォーマンスが良い)
デザインが豊富で見た目がスッキリしている

デメリット
❌ 防水性がないため、塗装メンテナンスが必須
❌ 割れやすく、経年劣化でひび割れが発生しやすい
❌ コケやカビが発生しやすい

耐用年数20~30年(10~15年ごとに塗装が必要)


2. ガルバリウム鋼板(金属屋根)

特徴

  • アルミニウムと亜鉛の合金で作られた金属製の屋根材
  • 軽量で耐久性が高く、近年人気が高まっている

メリット
軽量で耐震性が高い(瓦の約1/10の重さ)
サビに強く、耐久性が高い(メンテナンス回数が少ない)
防水性が高く、雨漏りしにくい
遮熱塗料を使用すれば夏場の暑さ対策も可能

デメリット
❌ 防音性が低く、雨音が響きやすい
❌ キズがつくとサビが発生することがある
❌ 施工費用がスレートより高め

耐用年数30~50年(20年ごとに塗装が必要)


3. 日本瓦(和瓦・洋瓦)

特徴

  • 粘土を高温で焼いた伝統的な屋根材
  • 「和瓦」と「洋瓦」の2種類があり、和風・洋風どちらの家にも対応可能

メリット
耐久性が非常に高く、100年以上持つこともある
防音性・断熱性に優れている
防火性が高く、火事に強い
メンテナンスがほぼ不要(漆喰の補修は必要)

デメリット
❌ 重量があるため、耐震性に不安がある(家の構造補強が必要)
❌ 初期コストが高い(施工費用も高め)
❌ 瓦のズレや割れが起こると雨漏りの原因になる

耐用年数50~100年以上(漆喰の補修が必要)


4. セメント瓦

特徴

  • セメントを成型し、表面を塗装した屋根材
  • 日本瓦に比べて軽量で、コストが安い

メリット
デザインが豊富で、洋風住宅にも合う
防火性が高い
価格が安く、瓦の質感を手軽に楽しめる

デメリット
❌ 塗装が剥がれると防水性が低下するため、定期的な塗装が必要
❌ 瓦よりも耐久性が低く、ひび割れしやすい

耐用年数30~40年(10~15年ごとに塗装が必要)


5. アスファルトシングル

特徴

  • ガラス繊維にアスファルトを染み込ませた軽量の屋根材
  • アメリカで一般的な屋根材で、日本でも徐々に普及

メリット
軽量で耐震性が高い
デザインが豊富で、洋風住宅に合う
施工が簡単でコストが抑えられる

デメリット
❌ 紫外線や雨風で劣化しやすく、耐久性が低い
❌ コケやカビが生えやすい
❌ 台風や強風で剥がれやすい

耐用年数15~25年(塗装よりも張り替えが一般的)


6. トタン屋根(昔の金属屋根)

特徴

  • 亜鉛メッキを施した鉄板を使用した金属屋根
  • 昔の家や倉庫、工場などで多く使用されていた

メリット
軽量で耐震性が高い
施工費用が安い

デメリット
❌ サビが発生しやすく、定期的な塗装が必要
❌ 雨音が響きやすい

耐用年数10~20年(5~10年ごとに塗装が必要)


屋根材の比較まとめ

屋根材 耐用年数 特徴 メンテナンス
スレート(コロニアル) 20~30年 軽量・コスパ良い 10~15年ごとに塗装
ガルバリウム鋼板 30~50年 軽量・耐久性◎ 20年ごとに塗装
日本瓦(和瓦・洋瓦) 50~100年 高耐久・防火性◎ 漆喰補修が必要
セメント瓦 30~40年 デザイン豊富 10~15年ごとに塗装
アスファルトシングル 15~25年 軽量・デザイン豊富 劣化したら張り替え
トタン屋根 10~20年 安価・軽量 5~10年ごとに塗装

屋根材の選び方

🏠 コスパ重視ならスレート屋根(コロニアル)
💪 耐久性重視なら日本瓦・ガルバリウム鋼板
🌟 デザイン性重視ならアスファルトシングル・セメント瓦
メンテナンスを減らしたいならガルバリウム鋼板・日本瓦

屋根は家を守る重要な部分なので、耐久性やメンテナンスのしやすさを考えて選ぶことが大切です!

お問合せはこちらから!

メモ: * は入力必須項目です

坂本塗装株式会社 名古屋営業所

〒492-8213

愛知県稲沢市高御堂2丁目25‐22

電話:0587₋70‐2030 FAX:0587₋70‐2031

↓LINEで簡単相談!

友だち追加

直接の来社はこちら!