屋根のメンテナンス方法

屋根は家の中でも最も過酷な環境にさらされる部分のため、定期的なメンテナンスを行うことで、寿命を延ばし、雨漏りや劣化を防ぐことができます。メンテナンス方法は、屋根の種類や劣化状態によって異なります。

1. 屋根のメンテナンスが必要なサイン

以下の症状が見られたら、屋根の点検やメンテナンスを検討しましょう。

屋根の色あせ・塗膜の劣化(塗装の剥がれや変色)
チョーキング現象(屋根を触ると白い粉が付く)
コケ・カビ・藻の発生(防水性が低下しているサイン)
ひび割れ・剥がれ(スレートや瓦の割れ・ズレ)
雨漏りや天井のシミ(すでに水が浸入している可能性)
金属屋根のサビ(サビが進行すると穴が開くことも)


2. 屋根のメンテナンス方法

① 屋根の清掃(基本のメンテナンス)

頻度:年に1~2回

  • 落ち葉やゴミの除去:屋根や雨どいに詰まったゴミを取り除く
  • コケ・カビの洗浄:高圧洗浄や専用洗剤で清掃する(強すぎる水圧はNG)
  • 雨どいの掃除:詰まりがあると雨漏りの原因になる

🔹 おすすめのタイミング:梅雨前(5~6月)や秋(落ち葉の季節)


② 屋根塗装(スレート・金属屋根向け)

頻度:10~15年ごと
対象屋根材:スレート・ガルバリウム鋼板・トタン・セメント瓦

  • 塗装の役割:防水性を復活させ、紫外線や雨風から屋根を守る
  • 使う塗料:シリコン塗料、フッ素塗料、遮熱塗料(省エネ効果あり)
  • 工程:高圧洗浄 → 下塗り → 中塗り → 上塗り(計3回塗り)

🔹 塗装メンテナンスが必要な屋根
✅ スレート屋根(カラーベスト)
✅ セメント瓦
✅ 金属屋根(トタン・ガルバリウム鋼板)

日本瓦は塗装不要(ただし漆喰の補修は必要)


③ 漆喰補修(瓦屋根向け)

頻度:20~30年ごと
対象屋根材:日本瓦・洋瓦

  • 漆喰とは? 瓦の下にある白い粘土のような部分で、瓦の固定や防水の役割を持つ
  • 劣化すると? ひび割れ・剥がれが発生し、瓦がズレたり雨漏りの原因になる

🔹 補修方法
✅ 劣化した漆喰を削り、新しい漆喰を塗り直す


④ 屋根材の部分補修(ひび割れ・ズレ・サビ対応)

頻度:異常を見つけたらすぐ
対象屋根材:全ての屋根

  • スレート屋根のひび割れ補修 → コーキング材で補修または部分交換
  • 瓦のズレ・割れ補修 → ズレた瓦を元に戻し、割れた瓦は交換
  • 金属屋根のサビ補修 → サビ落とし+防錆塗装(進行している場合は交換)

🔹 雨漏りする前に早めの修理が大切!


⑤ カバー工法(屋根の上に新しい屋根をかぶせる)

頻度:20~30年ごと
対象屋根材:スレート屋根・金属屋根

  • メリット
    ✅ 既存の屋根を撤去せずに工事できる(工期が短い&コスト削減)
    ✅ 断熱・防音性能が向上する

  • デメリット
    ❌ 屋根が二重になり、重量が増す(瓦屋根には不向き)

🔹 カバー工法が向いているケース
✅ スレート屋根が劣化しているが、下地は傷んでいない
✅ メンテナンスの回数を減らしたい


⑥ 屋根の葺き替え(屋根全体の交換)

頻度:30~50年ごと
対象屋根材:全ての屋根

  • メリット
    ✅ 屋根全体を新しくできるため、耐久性が大幅に向上
    ✅ 断熱材を追加できるため、省エネ効果も期待できる

  • デメリット
    ❌ 工事費用が高額(100~200万円以上)
    ❌ 工期が長い(1~2週間)

🔹 葺き替えが必要なケース
✅ 屋根材や下地が劣化しすぎて補修では対応できない
✅ 雨漏りが頻繁に発生している


3. 屋根メンテナンスの選び方

メンテナンス方法 対象屋根材 頻度 費用の目安
清掃(落ち葉・コケ取り) 全て 年1~2回 数千円~
屋根塗装 スレート・金属 10~15年 50~100万円
漆喰補修 瓦屋根 20~30年 10~30万円
部分補修(ひび割れ・ズレ) 全て 劣化時 5~20万円
カバー工法 スレート・金属 20~30年 80~150万円
葺き替え(全面交換) 全て 30~50年 100~250万円

4. まとめ:屋根メンテナンスのポイント

🏠 10~15年ごとに塗装(スレート・金属屋根)
🏠 瓦屋根は漆喰の補修を忘れずに
🏠 ひび割れやズレはすぐに補修(雨漏りを防ぐ)
🏠 20~30年経過したらカバー工法か葺き替えを検討
🏠 屋根の定期点検を実施し、早めに対応するのが重要!

屋根は家全体の耐久性に大きく影響するため、定期的な点検と適切なメンテナンスを行い、長く安心して住める住環境を維持しましょう!

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