変性シリコンシーリングについて

変成シリコンシーリングとは?

変成シリコンシーリング(変成シリコーンコーキング)は、シリコン系とウレタン系の両方の特性を兼ね備えた高性能なシーリング材です。
外壁・屋根・サッシ周りなど、建物の防水・気密性を向上させるために使用され、特に耐久性・耐候性が高く、塗装が可能な点が大きな特徴です。

1. 変成シリコンシーリングの特徴

特徴 説明
耐候性が高い(紫外線・雨・温度変化に強い) 劣化しにくく、長期間にわたり防水効果を維持。
塗装が可能 上から塗装ができ、外壁の色に合わせられる(ウレタン系も塗装可能だが、シリコン系は塗装不可)。
密着性が高く、幅広い素材に対応 コンクリート、金属、木材、サイディングなど多用途。
硬化後も弾力を維持し、ひび割れしにくい 外壁の動きに追従し、剥がれやひび割れを防ぐ。
施工性が良く、扱いやすい 柔軟性があり、作業しやすい。

2. 変成シリコン vs. 他のシーリング材の比較

種類 変成シリコン シリコン ウレタン アクリル
耐候性(紫外線・雨) ◎(強い) ◎(強い) △(紫外線に弱い) ×(屋外では劣化が早い)
塗装の可否 ◎(可能) ×(塗装不可) ◎(可能) ◎(可能)
柔軟性(建物の動きに追従) ◎(高い) ○(普通) ◎(高い) △(やや低い)
耐久年数 約10~15年 約10年 約5~7年 約3~5年
施工のしやすさ ◎(扱いやすい) △(ベタつきが強い) △(硬化時間が長い) ○(作業しやすい)

外壁・屋根などの屋外には、耐久性が高く塗装できる「変成シリコン」が最適!
水回り(浴室・キッチン)には「シリコン系」!
屋内のひび割れ補修には「アクリル系」!


3. 変成シリコンシーリングの用途

用途 適用部位
外壁の目地 サイディング・モルタル・コンクリートの隙間を埋める。
窓枠・サッシ周り 窓枠と外壁の隙間を防水し、気密性を向上。
屋根の棟板金・接合部 風や雨の侵入を防ぎ、耐久性を向上。
ベランダ・バルコニーの防水補修 床面や壁の防水層の継ぎ目を補修。
金属・木材の接合部 金属パネルや木部の隙間を埋め、防水性を向上。

住宅の外壁・屋根・ベランダには「変成シリコン」が最適!
窓枠・サッシには「変成シリコン」 or 「シリコン系」!


4. 変成シリコンシーリングの施工方法

① 既存のシーリング材の撤去

  • 劣化したシーリング材をカッターで剥がし、古い接着面を清掃

② プライマー塗布(下塗り)

  • シーリングの密着性を向上させるため、プライマーを塗布(特に金属・塗装面では必須)。

③ シーリング材の充填

  • 変成シリコンを専用ガンで充填し、隙間をしっかり埋める。

④ 仕上げ(ヘラならし)

  • ヘラでシーリング材を均等にならし、密着性を向上

⑤ 乾燥・硬化

  • 完全硬化まで24~48時間(気温・湿度により変動)。

5. 変成シリコンの劣化とメンテナンス

劣化症状 原因 補修方法
ひび割れ 紫外線・気温変化による伸縮疲労 軽度なら増し打ち、深い場合は打ち替え
剥がれ・隙間 経年劣化・接着力の低下 古いシーリングを撤去し、打ち替え
硬化(弾力がなくなる) 成分の揮発・劣化 打ち替えが必要
カビ・変色 防カビ成分の劣化、雨水の影響 カビ取り+防カビ性のある変成シリコンで再施工

10年を目安に点検し、ひび割れや剥がれがあれば補修が必要!


6. 変成シリコンシーリングのメリット・デメリット

メリット

紫外線に強く、屋外の施工に適している
塗装可能で、外壁や屋根の仕上がりを美しくできる
防水性が高く、雨漏りや結露を防ぐ
施工しやすく、密着性が高い
コンクリート・金属・木材など、あらゆる素材に使える

デメリット

完全硬化まで24~48時間かかる
施工後に雨が降ると接着力が落ちるため注意が必要
ウレタンシーリングに比べると弾力性がやや低い
価格がやや高め(シリコン・アクリル系よりも高価)


7. まとめ

変成シリコンシーリングは、外壁・屋根・窓枠・ベランダの防水に最適!
紫外線や雨に強く、塗装も可能なため、建物の仕上がりが美しい!
約10~15年の耐久性を持ち、メンテナンス頻度を減らせる!
劣化が進む前に、ひび割れや剥がれを補修することで建物の寿命を延ばせる!

💡 「どこに変成シリコンを使うべき?」
💡 具体的な施工場所を教えてもらえれば、最適な補修方法を提案できますよ!😊

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