FRP防水について

FRP防水とは?

FRP防水(Fiber Reinforced Plastics 防水)は、ガラス繊維(ファイバー)を含んだ強化プラスチック樹脂を使用する防水工法です。非常に高い耐久性と強度を誇り、住宅のベランダやバルコニー、屋上の防水工事で広く採用されています。

1. FRP防水の特徴

特徴 説明
高耐久(約12~15年) 強靭な防水層を形成し、摩耗や衝撃に強い。
軽量で建物に負担をかけにくい コンクリート防水より軽く、木造住宅にも適用可能。
硬質な防水層で、歩行に適している ベランダ・バルコニーのような歩行スペースに最適。
施工後の乾燥が早い(1日で硬化) 短期間での施工が可能。
耐薬品性・耐候性が高い 酸性雨や紫外線に強く、劣化しにくい。

2. FRP防水の施工方法

① 下地処理

  • 施工面の汚れやホコリを除去し、乾燥させる。
  • 下地が木造の場合、防水下地(合板)を設置
  • コンクリート下地の場合はプライマーを塗布して密着性を向上。

② ガラスマットの敷設

  • ガラス繊維を含んだ**FRPマット(ガラスマット)**を施工面に敷く。

③ 樹脂(ポリエステル樹脂)の塗布

  • FRP専用のポリエステル樹脂をローラーで均一に塗布し、ガラスマットに浸透させる。

④ 防水層の硬化

  • 樹脂が完全に硬化するまで乾燥(約1日で硬化)。

⑤ トップコート塗布

  • 防水層を紫外線や摩耗から守るため、トップコート(仕上げ材)を塗布
  • 定期的なトップコートの塗り替え(5年ごと)で耐久性を維持

3. FRP防水のメリット・デメリット

メリット

強靭な塗膜を形成し、衝撃や摩耗に強い
施工後すぐに硬化し、工期が短い(1日で硬化)
軽量なため、木造住宅にも適用可能
耐薬品性・耐候性が高く、酸性雨や紫外線に強い
継ぎ目がなく、防水性能が高い

デメリット

硬質な防水層のため、ひび割れしやすい(建物の動きに対応しづらい)
施工費用が高め(ウレタン防水よりコストがかかる)
施工時に刺激臭がある(換気が必要)
トップコートの定期的な塗り替えが必要(5年ごと)


4. FRP防水 vs. 他の防水工法の比較

工法 耐久性 施工性 コスト 特徴
FRP防水 12~15年 施工後すぐ硬化 摩耗・衝撃に強い(バルコニー向き)
ウレタン防水 10~12年 柔軟で施工しやすい 継ぎ目がなく、部分補修が可能
シート防水(塩ビ・ゴム) 15~20年 施工が早い 施工後すぐ使用可能(大面積向き)
アスファルト防水 20~30年 施工が大変 屋上や大規模施設向け

5. FRP防水のメンテナンス方法

  • トップコートを5年ごとに塗り替え(紫外線劣化防止)
  • ひび割れが発生した場合は、早めに補修
  • 雨漏りが発生した場合は、FRP防水層の部分補修 or 再施工

6. FRP防水の適用場所

ベランダ・バルコニー(歩行スペース)
屋上(軽量な建物)
戸建て住宅・アパート・マンションの外部通路
駐車場・工場(耐摩耗性が必要な場所)


7. まとめ

FRP防水は、耐久性・耐摩耗性が高く、ベランダ・バルコニーに最適!
施工後すぐ硬化し、歩行可能な状態になるため工期が短い!
定期的なトップコートの塗り替えで、長期的に防水効果を維持!

💡 「FRP防水を検討しているけど、他の防水工法と比較したい?」
💡 具体的な施工場所を教えてもらえれば、最適な防水方法を提案できますよ!😊

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